【園田邸/大分市雄城台】希望のエリアで良縁に恵まれ、リノベーションで快適な暮らしが実現しました
園田邸/大分市雄城台
(平成31年リフォーム施工・引き渡し)
不動産担当者
株式会社カワノ 不動産部 山下考次郎(宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー)
結婚式の準備と同時に、家探しを始めた園田さんご夫妻。お二人の職場の中間地点でもある理想のエリアで良心的な売主さんと出会い、ようやく理想的な中古物件に巡り合いました。
希望だった広いリビングを備えた間取りに変更し、新築同様の住宅性能を備えた快適な住宅にリノベーション。1歳になる息子さんも、新しい住まいで健やかに成長しているご様子です。
中古物件を購入し、リノベーションすることになった経緯を教えてください
園田さん:結婚を機に、新居をどうするか検討していました。アパートを借りようと思っていたんですが、家賃を払い続けるのは勿体無いなぁという話になり、家の購入を検討することにしたんです。
当初は新築も考えていましたが、予算的に厳しかったのでどうしようか…と悩んでいた時、行きつけの美容室でその話をしたんです。そしたら「中古の家を購入するという選択もあるんじゃ?」とアドバイスいただき、カワノさんをご紹介いただいたんです。
山下:園田さんは、僕の友人が経営する美容室のお客さんだったんです。その友人から「家を探してるお客さんがいるからお手伝いしてほしい」と連絡があり、紹介してもらったのが園田さんとの出会いです。
中古物件を探す際、こだわった点は?
園田さん:私の勤務地が庄内町で、釣具屋を経営している主人は店舗がある春日町と戸次に通勤するので、その中間あたりが便利でいいなと。それで、寒田や敷戸あたりの物件を探してほしいとお願いしました。
ー何軒くらいの物件を見学に行ったんですか?
山下:7、8件くらいは見に行きましたかね。その中で2件ほどお勧めできる家があったんですが、園田さんからお聞きした予算内で収めるために売主さんに値下げ交渉をしたのですが価格要請には応じてもらえず、残念ながら断念。
そんな中、巡り合ったのがこの物件でした。園田さんが希望するエリア内で、パッと見た感じの家の構えもよかったので、これはいいかも!と。
園田さん:家にはまだ売主さんが住んでいらっしゃったんですが、内覧させてもらいました。売主さんともお会いでき、とてもいい方でした。2回目の内覧の時は主人も一緒に伺ったんですが「イケメンやね!」と言って、値段を100万円値下げしてくださったんです!(笑)
山下:昭和56年以前に建てられた家だったので、新耐震基準が適用されていない物件でした。それで売主さんに物件購入前の耐震診断・改修の依頼をしました。
補助金も受けたかったのでその申請期間が3ヶ月ほど必要で、売主さんには待っていただかない状況になるのですが、それを加味して快く承諾いただくことができました。
販売前に耐震改修工事を行うことで物件の安全性が確保でき、買主さんにとって大きなメリットになりますが、同時に売主さんとしても、家の悪い部分を改修した状態で引き渡せるという、売主サイドの安心感にもつながります。万が一、購入後にトラブルが発生し訴訟問題などになると、売主さんの責任問題になります。ですので、売主さんのメリットもとても大きいのです。
園田さん:そう言えば、シロアリの件もありましたね。
山下:そうそう。内覧の際、売主さんに「シロアリ駆除などは行なっていますが?」と聞き取りをしたら全然していないということだったので、シロアリ駆除もお願いしました。これらは家の見えない部分に隠れているので、もし購入後にシロアリ被害が判明したら、これも売主さんの責任となります。
私たちの仕事は、単純に売り買いの仲介役だけではなく、売主、買主ともにメリットを感じてもらい、安心した取引できるよう交渉してサポートするのも大切な役割なんです。
園田さん:本当にいい売主さんに出会えてよかったです。カワノさんにお願いする前、違う不動産屋さんを介して物件を見に行ったんですが、家にひびが入ってる物件があって、その事実を不動産屋さんが把握していないということもありました。
大きな買い物をするのに、それって怖いなぁ…って感じました。
山下:家の外観は見てわかるけど、家の中身までは見抜けないんですもんね。例えば、クロスにひび割れを発見した場合、家の構造を見てひび割れの原因がわかることもあります。
ここの物件はこれだけの補強が必要だねとか、プロの目で判断できる可能性はありますが、一般の皆さんはそこまではわかりませんよね。
物件購入・リノベーションの総費用はどのくらいかかりましたか?
山下:家・土地で1380万円、リノベーションで約1140万円。諸々の総額で約2700万円でした。耐震補強をしてからの引き渡しだったので、園田さん場合は80万円の補助金を受けられましたね。
今回、住宅ローンは「フラット35・リノベ」を利用されたそうですね
山下:元来の「フラット35」は、土地・建物の購入にしか利用できなかったんですが、それにリノベーション費用をローンに組み込めるようになったのが「フラット35・リノベ」です。
この商品が出る前は、リノベーション費用は別の銀行などに借りて、二重ローンを組んでいたのが、この「フラット35・リノベ」で、土地・建物購入、リノベーション費用を一本化することが可能になりました。
ただし「フラット35・リノベ」の利用にあたっては、ある一定基準の家の耐久性や耐震、省エネなどの厳しい条件を満たす必要があります。適合証明検査機関による物件検査を受け、それに適合することを証明する適合証明書を交付してもらわなければいけません。
カワノでは、その検査や証明書を交付することが可能ですので、積極的に「フラット35・リノベ」の利用をお勧めしています。
ー他にも「フラット35・リノベ」の利点があるようですね
山下:家の耐震補強工事を行なうことで、不動産を購入する際に必要な登録免許税や不動産取得税の控除、また住宅ローン控除を受けることができます。園田さんの場合で言うと「フラット35・リノベ」を利用することで、補助金を合わせトータルで約240万円ぐらいは得をしたことになります。
住宅購入の際、変動金利のローンを利用する方も多いかと思いますが、フラットの文字通り、長期に渡り金利が固定されています。変動の場合、今現在の金利が低くても、今後上がっていく可能性がありますから、そう言った意味では固定金利は安心感があると思います。
園田さん:家を購入する予算は、月々6万円ぐらいの支払い予定で算出しました。家のローンで生活を圧迫することなく、ゆとりある生活をしたいと思っていたからです。
今は、アパートを借りる以上に安い金額で月々の支払いが収まっているので助かっています。固定金利だから月々の支払いに変動がないので、子どもの成長とともに必要になってくる教育費用など、将来のお金のことを考える際は予定を立てやすいですね。
ー補助金制度や「フラット35・リノベ」を利用するメリットは、事前に知っていましたか?
園田さん:いえ、知りませんでした。今回、リノベーションを進めていく中で山下さんに提案してもらい、初めて知りましたね。
それに関する手間取る書類作りや手続きなどもしなくてすみましたし、すべて任せっきりでした(笑)。
ー耐震性や省エネ、耐久性、バリアフリー性など厳しい基準をクリアしたからこそ「フラット35・リノベ」を利用することができたんですね。
https://www.i-kawano.co.jp/wp2/flat35/
住宅性能の優れた家は快適ですか?
園田さん:性能の高いペアガラスや床の断熱などもアップしたので、とにかくとても静かなんです。雨が降っているもの気づかないくらい。我が家には1歳の男の子がいるので、鳴き声も外に漏れることもないだろうし、これから成長していくら走り回っても気にしないでいいので、子育てしやすい環境です。
リノベーションの内容を教えてください
園田さん:みんなが集う一階部分を重点的にリノベーションしてもらいました。
広いリビングが欲しかったので、そこを中心に水回り関係も便利な位置に変更してもらい、生活しやすい動線ができて大満足です。キッチン横のパントリーや玄関にも収納できる場所を作ってもらいました。
山下:元々の間取りがいい家だったので、2回くらいプランを出しただけで、スムーズにリノベーションプランは決まりましたよね。
リビングの隣にフリースペースを作っているんですが、これはお子さんが大きくなった時に勉強スペースとして活躍するといいなと思っています。今はご主人が釣ってきた魚の魚拓が飾られていますけどね(笑)
家の中のお気にりのポイントは?
園田さん:私は、広々としたトイレかな(笑)主人も広いリビングをとても気に入ってます。
主人が魚を釣ってきた時は友達を招待して、主人がさばいた魚をみんなに振舞ったり。駐車場は車が3、4台停められるので、いつでも友達を呼べる環境も嬉しいですね。魚を捌く主人のことも考えてキッチンは高さのあるものを設置してもらいましたし、とても使い勝手がいいです。
中古住宅は何件も見てきましたが、正直、内覧した時はあまり乗り気じゃなかったんです。リノベーション後の家が想像できないと言うか…やっぱり中古なのでイメージしづらかったです。でも、プロの手にかかると新築のような仕上がりになるんだと実感しています。
また、売主さんから事前に近隣の様子なども伺うこともできたし、山下さんも周辺環境などを調べてくれ、安心して購入することができました。お隣さんからお野菜をいただいたりと、とても親切な方が多く、ご近所付き合いってとても大事だと思いましたね。
この場所で快適な暮らしができているのは、カワノさんとの出会いがあるから…。いい縁をいただいて、本当に感謝しています!
取材者感想
「フラット35・リノベ」を活用することで「家のローンで生活を圧迫することなく、ゆとりある生活を…」という園田さんご夫妻が目指すライフスタイルが形になった、理想的なリノベーション事例だと思います。
希望のエリア内で家を持つことができるのは、中古物件を選ぶ大きな利点でもあります。周辺には商業施設や24時間営業のスーパもあり、とても便利な場所です。アパートの賃料と変わらない月々の支払いで、新築同様の住宅性能を備えた一軒家を手に入れられたのは羨ましい限り!
〝家も出会い〟と言いますが、売主さんを含め、良縁に恵まれることは、家を購入する際の大事なポイントだなと改めて感じました。息子さんの成長と共に、快適な暮らしを改めて実感できそうな園田邸でした。