【川上邸/大分市西新地】今あるものを活かしてイメージ一変 理想の詰まった開放的な家
川上邸/大分市
(令和2年リフォーム施工・引き渡し)
川上樹さん(27歳)・美月さん(26歳)・碧くん(2歳)
リフォーム担当者
株式会社カワノ 阿部美代子(インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーター2級・照明コンサルタント)
毎日贅沢な景色が満喫できる、穏やかな川が目の前の高層マンション。
今回は、この一室を購入し、中古マンションをリフォームして理想の住まいを手に入れた若いファミリーのお宅におじゃましました。
人見知りも始まりちょっと照れ屋の息子さんと今は3人暮らしですが、もうすぐ2人目のお子さんが誕生する川上家。期待に胸を膨らませる毎日を、新居でどのように過ごしているのでしょう。
中古マンションを購入することになった経緯は?
樹さん:実は大分市下郡にある「おうちの買い方相談室」で子どものハイハイ競争のイベントがあって、それに参加する目的でおじゃましたんです。マンションに住むとか、家を建てるとか、そんな相談をするという目的ではなく(笑)。
美月さん:まだ家を持つということは考えてなかったんですけど、そこで人生設計をプランをしてもらって「どうしようかなぁ」と、ちょっと考えるようになって。
樹さん:その後カワノさんを紹介してもらって、その1ヶ月以内にトントンと話しが進みましたね。
美月さん:実は、私の実家と祖母の家がこのマンションにあるんです。同じマンションに住みたいとかは特に思ってなかったんですけど、たまたま空き物件が出たので内覧して、それで即決した感じでした。
阿部:これはリフォーム期間を通して言えることなんですけど、どんな工程でもお二人とも迷いなく直感で決めていく、決断力のあるご夫妻でしたね。
今回のリフォームのポイントを教えてください
二人:全面リフォームを希望しました。
阿部:お二人と話しをしている中で、シンプルでナチュラルな雰囲気に変更したいとのことで、入居時はダークな色合いだった室内を、明るくて今っぽい雰囲気に変更するのが一番のポイントでした。
キッチン、トイレ、お風呂などの水回りも全部入れ替えました。キッチンの吊り戸棚を外してオープンにしたり、リビングにオリジナル収納を作ったり。ドアやカウンターは既存のものを活かしながら材木シートを貼ってイメージチェンジを図りました。
フロアも、もともとバリアフリー仕様になっていたのでその機能を損なわないよう、高さを調整しながら薄いフロアタイルを貼って工夫しました。既存のものをできるだけ活かしつつ、イメージを変更していくのはリフォームならではの楽しみでもありますね。
住み心地はいかがですか?
美月さん:住んで半年くらいですけど、すごくいいです!キッチンが特に気に入ってます。私の好きなサーモンピンクのシンクを入れてもらって、広いし使いやすいです。
阿部:キッチンの中でも広いタイプのものを採用して、奥さんの好きなピンクで可愛らしいイメージです。
ご主人はグレーやモノトーンなど、割とかっこいい雰囲気がお好みで、奥さんはパステルで優しい感じがお好きなようでした。
趣味はお互い違うと思うんですが、基本ご主人が「いいよ」と譲ってくれてましたね。上手にお二人で折り合いをつけて、結果、調和のとれた素敵な空間ができたんじゃないでしょうか。
ご主人のお気に入りポイントは?
樹さん:広い寝室ですね。2部屋を抜いて1部屋にしたので開放感があります。そこに大きなベッドを置いて、3人で川の字でゆったり寝ています。
あと、広い床下収納です。これはもともとあったものですが、和室以外の部屋には全部床下収納があって、キャンプ道具とかビールとかを収納しています。
ここに住む前はアパートで暮らしてたんですけど狭かったので、今は広々していて快適です。
阿部:最初床下を見たとき、びっくりしました! 収納が多くて便利ですよね。
家族3世帯が同じマンションって羨ましいですね
美月さん:めっちゃいいです!
樹さん:ほぼ毎日、子どもを連れて実家に帰ってますね(笑)
阿部:リフォーム工事の期間中も、おじいちゃんの登場率はかなり高かったですね。碧くん(息子さん)を抱っこして河川敷に散歩に行く二人によく遭遇していました。
スープの冷めない場所におじいちゃんやおばあちゃんが住んでいるのって羨ましいですね。
今回のリフォームでは「次世代住宅エコポイント」が付加されて、ポイント利用もできたそうですね
阿部:当初からエコポイントのことは頭にあったんですがコロナウイルスを考えての打ち合わせや申請期間もあって、工事との折り合いでその期間に間に合わなかったら申し訳ないのでお伝えしてなかったんです。
半ば諦めていたんですが、コロナの特別対策として期間が延長になって、申請が間に合い、25万円分のエコポイントが付加されて利用できることに。とてもラッキーでしたね。
「エコポイント」の公募自体もあまり大きく宣伝していないので知らない方も多いようなんですが、どうせならポイントで引っ越し後に必要な商品に交換できると嬉しいですからね。
何に交換しました?
樹さん:ダイソンとキャンプ道具、ビールに子どものおもちゃ。あとは高級なドライヤーですね。いつもは買えない高級家電とかに交換できて本当に助かりました。
「次世代住宅エコポイント」とは
次世代住宅ポイント制度は、2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、消費者の需要を喚起し、消費税率引上げ前後の需要変動の平準化を図ることを目的とし、税率10%で一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して、様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。
引用元:国土交通省「次世代住宅ポイント制度について」より
リフォームは、予算内に治まりましたか?
樹さん:当初は700万円を予算として考えていたんですが、最終的には予算内で治まりました。
商材のグレードを抑えたり、既存にあるものをできるだけ利用してコストを抑えたりと、阿部さんと相談しながら折り合いをつけていきました。
阿部:マンション用のお風呂って、ちょっとお値段も高くなってしまうんですが、ここは床下収納があるおかげで、床下に大きな空間があるので一般用の商材が当てはまり、それでちょっとコストを抑えることもできましたね。
ちょっとづつ、どこかでコストを抑えながらご予算内に収まるよう、提案させてもらいました。
リフォーム工程での打ち合わせ方法が、今までのやり方とはちょっと違ったと伺ったのですが
阿部:途中でいろんな変更や確認作業が必要になってくるんですが、ほとんど面談せず、LINEでのやり取りでした。
川上さん宅のリフォームに関わっている当社の社員とご夫妻でグループラインを作って、みんなで情報を共有しながら進めました。
レスポンスもすごく早いのでこちらもとても進行しやすかったですね。若いファミリーならではの柔軟さも感じましたし、コロナと共存する上での新しい方法かもしれませんね。
「カワノ」にリフォームをお願いしてよかった!担当が阿部さんでよかった!というところは?
二人:阿部さんは、わかりやすくいろんな提案をしてくれて、なんでも話せる頼れる存在ですね。「無理かもしれない」と思っても、まずは自分たちの希望を伝えてみることが、リフォームする上で大事なんだと感じました。
阿部:ありがとうございます!
お二人を見て、このご家族にぴったりと思うものをチョイスしてきたつもりです。ご希望もとても明確だったので、できるだけ的外れにならないものを提案したいと努めました。
樹さん:工事が終わった後も色々と相談に乗ってもらい、対応してもらって安心感がありました。阿部さんが担当でよかったです。
取材を終えて
二人の意見を融合しながらリフォームし完成した住まいは、明るくて広々してとても開放的な空間。
リビング入り口の扉と、トイレの扉はご主人好みのダークな色合いを選択したそうで、トイレの中は「ウォーリーを探せ」のイラストが書かれた壁紙を使ったり、洗面所は奥さん選んだパステルカラーのストライプを使ってフレンチポップ調にしたりと、所々で遊び心も。
もうすぐ赤ちゃんも産まれ4人家族になる川上家。時には河川敷に散歩に行き、ベランダからは夕景を眺め、住み心地のいい家で、きっと子どもたちはのびのびと育っていくんだろうなと想像できました。
理想の住まいを手に入れた、幸せいっぱいの川上家でした。